今回のご依頼は開閉頻度が多い店舗さんだけあって、ステンレスの板が浮き上がり、ドアの開閉の邪魔をしてるとの事。
某店舗建具工事
中を開けるとさびっさびですね~
どうやら浮いたステンの隙間から水が流れ込んだのでしょう。
本来であればタイルにカッターを入れて復旧しなくてはなりません。劣化が進んでる分、今回は工程に入れずに撤去します。職人さんの腕の見せ所です。
崩れるように取れてしまいました。
やはりそうとう劣化していたみたいですね。
さてさて続きましては、セメントで高さの調整です。
これがなかなか難しいんですよ。
補足ですが、今回セメントには水とこちらの急結材をいれております。セメントの硬結を促しているんですね。
なんと水を入れずに急結材だけ混ぜると20秒ほどで固くなってくるそう
セメントの量と高さを調整して、セメントケースで位置を決めます。
本体のフロアヒンジを入れて
微調整します。
繊細な作業ですが、これが大事なんですね。
少し飛んでしまいましたが、アームの高さを合わせドアを設置します。その後建付け、開閉スピード、鍵の位置、納まりを確認します。
問題がなく設置できたら最後はステンレスの平板をビスで固定し、廻りにコーキングを打てば完成です。
建具の取付は調整することが多く、傾いたりしたらやり直しになってしまいます。繊細な作業ですね。